育児あるある5選:子どもの“困った場面”声かけ例(日英併記)

育児で困った場面3つ。夜泣き、ケンカ、お風呂 EQ育児・非認知能力

 

📝はじめに|「声かけひとつ」で育児はちょっとラクになる?

朝のグズグズ、食事の偏食、お風呂イヤ!
そんな育児の「あるある」に、あなたは今日もくたくたじゃありませんか?

でもちょっと待ってください。
子どもが心を閉ざす前に、「ひとこと」で変わる瞬間があるんです。

この記事では、保育や心理学の知見、そして私自身の育児体験をもとに、
子どもと穏やかにつながる“声かけのヒント”を5つの場面別にご紹介します。

もちろん、すべてのご家庭・お子さんにピッタリとは限りません。
家庭環境や親子関係、子どもの性格はそれぞれ違いますし、
「こんなの理想論でしょ」と感じる方もきっといると思います。

それでも――
もし今日ひとつでも、「これ、ちょっとやってみようかな」と思える言葉が見つかれば嬉しいです。
完璧じゃなくて大丈夫。声かけも子育ても、試行錯誤でいいんです。

🍽️ Scene 1:食事をまったく食べないとき 子どもが安心して「試してみよう」と思える声かけ

目的:安心感と自発性を促す/文化的背景:欧米では「ノーサンキューバイト(No Thank You Bite)」という“ひとくちだけ食べてみよう”

食べたくない子どもと困っている母親

声かけ例:

  1. 「お口の中にヒューンと飛んでいくよぉ、どんな冒険になるかな?」
     → 食を“遊び”に変える発想

  2. 「ひとくち味見してみる?気に入らなかったらやめてOKだよ」
     → 安心できる自由を保障

  3. 「ごはん食べないのもOK。でもお腹はあとでグーって言うかもね〜」
     → 自己選択+予測思考

English examples:

  • “Shall we send your spoon on a little adventure today?”

  • “Want to try just one bite? If you don’t like it, that’s totally fine.”

  • “It’s okay not to eat now—but your tummy might growl later!”

☀️ Scene 2:朝なかなか起きてこない 自己決定感とやる気を引き出す声かけ

目的:自律心と時間感覚を育てる/文化的背景:欧米では選択肢提示が効果的

朝起きない子どもを起こそうとしている母親
声かけ例:

  1. 「おはよ〜、今日はどんなことしたい?」

  2. 「目覚ましさんより早く起きられるかな?ゲームスタート!」

  3. 「朝ごはんは、パンとごはん、どっちかな? クンクンして当ててみて?」

English examples:

  • “Morning! What do you want to do today?”

  • “Think you can beat your alarm clock and wake up first? Game on!”

  • “Which is for breakfast—bread or rice? Give it a sniff and see if you can guess!”

🧸 Scene 3:おもちゃの取り合いでケンカ 共感と解決を促すやさしい対話例

目的:共感力と交渉力を育てる/文化的背景:欧米はProblem-solvingを重視

男の子と女の子がおもちゃの取り合いをしている。声をかける母親。

声かけ例:

  1. 「1人ずつ順番に使うって、どんな風にできそう?」

  2. 「おもちゃが困ってるかも。どうしてほしいか聞いてみようか」

  3. 「どっちのアイデアが先に試せるか、ジャンケンで決める?」

English examples:

  • “How could you both take turns in a fun way?”

  • “Looks like the toy’s confused—what do you think it wants?”

  • “Let’s rock-paper-scissors to see whose idea goes first!”

🛁 Scene 4:お風呂に入りたがらない 「選ばせる」「楽しさ」をキーワードに

目的:遊びと選択の要素でハードルを下げる/文化的背景:日本は“義務”、欧米は“楽しさ”

お風呂のに入りたくない男の子にアヒルのおもちゃで誘っている父親と赤ちゃんをだっこしている母親。

声かけ例:

  1. 「今日はアヒル隊長?それとも潜水艦隊?」

  2. 「ママの背中にお絵かきできる時間だよ〜」

  3. 「お風呂が魔法の温泉に変身中…あと5秒で入れるよ!」

English examples:

  • “Captain Duck or Submarine Crew—who’s going in today?”

  • “It’s doodle time on Mommy’s back!”

  • “The magic bath is transforming… 5 seconds till it opens!”

🌙 Scene 5:寝かしつけで大泣き・離れない 不安な気持ちを受けとめる言葉かけ

目的:安心感と情緒の解放/文化的背景:日本は“寄り添い”、欧米は“自立”

寝てくれない赤ちゃん、3歳児、7歳児と困っている母親。

声かけ例:

  1. 「今日は悲しかったことあったのかな、ママのお耳にひそひそ話で教えてね」

  2. 「ギューっと抱っこして、気持ちも楽にしようね」

  3. 「大丈夫、ママはここにいるよ。夢の国までいっしょにね!」

English examples:

  • “Wanna whisper what made you sad today into my ear?”

  • “Let’s do a big hug and drop off all the heavy feelings.”

  • “I’m here, sweetie. I’ll walk you to dreamland and back.”

💬おわりに|“うまくいかない日”も、子どもと心をつなげる言葉を

子どもは日によって気分も違うし、親の心にも余裕がない日だってありますよね。
私も、理想通りにいかない毎日にイライラしたり、後で自己嫌悪になったことが何度もあります。

そんな中で見つけたのが、**「声かけをちょっと変えてみる」**という小さな工夫でした。

もちろん、すべての子に当てはまる万能な方法ではありません。
でも、「ちょっとやってみようかな」と思える言葉が、明日のあなたとお子さんを少しだけラクにしてくれるかもしれません。

そして実は、成人した子どもたちが今でも感謝してくれているのは、完璧な育児じゃなくて、試行錯誤しながら向き合った “あの時の声かけ” だったりします。

⭐️あなたの声も、きっと届いています。⭐️

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育児に悩んだとき、そっと背中を押してくれる本たちです。

🛋️ 読みやすくて、今日からの言葉がちょっと変わるかもしれません。

※本記事は筆者の実体験や、育児・教育に関する信頼できる文献・専門家の発信を参考に構成しています。
保育士や心理士などの資格は持ちませんが、子どもと関わる日々の中で「どうしたらもっと気持ちが通じるか」を探りながら記録しています。
家庭の形や子どもの気質によって、合う・合わないはあると思いますが、どこかのご家庭のヒントになれば嬉しいです。

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