自己肯定感と非認知能力を育てる子育て|子どもの“生きる力”は、毎日の関わりから

エッセイ
子どもの生きる力を育むFamily Time

 

生きる力を育む家族時間——今のわたしがもう一度子育てするなら

〜子どもとの向き合い方〜

💐子育てと仕事、試行錯誤の日々を想い出しながら、あの頃の自分へ伝えたいこと💐

子育てには正解がないと言われるけれど、たったひとつだけ、わたしが信じていることがあります。
それは、「子どもは授かりものであり、一人の人格として向き合うべき存在」だということ。

ありがとう、ごめんなさい、あいさつ、リスペクト。
これらは年齢に関係なく、人と人とが一緒に生きる上で大切なこと。
だからこそ、小さな子どもにも、きちんと伝えたいと思います。


じっと見守ることの大切さ

子どもは、じっと見ていると、ふと自然に何かを始める瞬間があります。
その“始まり”こそが、その子の興味や才能の芽。
親はそれを見逃さず、最低限のサポートと声かけで、そっと背中を押してあげる存在であればいい。


感情を「伝える」親であること

親だって人間。
怒ることも、悲しくなることもある。
でも、「怒鳴る」のではなく、「伝える」。
たとえば「お母さんは悲しかったよ」「ちょっとびっくりしちゃったな」——。
“私メッセージ”で正直な気持ちを伝えることで、子どもも感情を言葉にできるようになります。


自然のなかで、のびのびと

禁止ばかりの世界で、子どもは冒険心を失います。
事故にならない限りは、自然のなかで自由に動いて、転んで、学んでほしい。
怪我をしたら「痛かったね」と共感しながら、
“自分や人を傷つけてはいけない”という大切なことを、経験を通して伝えたいのです。


習い事も共働きも。でも、家族の時間はもっと大事にしたい。

子どもの可能性を広げたい。だからこそ、習い事もさせたいし、働いて収入を増やすことも必要になる。
それはとても自然なことだと思います。

でも、もしその結果として、親が疲弊し、家族のふれあいの時間がどんどん減ってしまうなら——
一度、立ち止まって見直してもいいかもしれません。

塾やおけいこに通わなくても、学びの芽は日常の中にあります。
たとえば、今の時代、海外の子ども向け無料サイトを取り入れて、おうちで気軽に英語に触れることも可能になりました。
そんな“ゆるやか学びスタイル”だって、立派な選択肢です。

そして何よりも大切にしたいのは、「母語でしっかり意思の疎通ができること」。
自分の気持ちを伝え、相手の心を想像できる力は、どんな言語よりも人生の基盤になります。


愛情は、手で伝える

ぎゅっとハグする。
膝の上で絵本を読む。
添い寝して、ぬくもりを感じる——。
子どもにとって、何よりの安心は「愛されている」という実感です。

そしてその愛は、ことば選びにも表れます。
とくに自己肯定感が育まれる幼少期は、親自身がEQ(感情知能)を意識して関わることが大切だと思います。


家族は「チーム」。家事は“いっしょに”

何でも親がやってあげる必要はありません。
家族はチーム。
一緒に食卓を整えたり、洗濯物をたたんだり、小さなことでも「いっしょにやる」ことが大切です。

最後の仕上げだけでも子どもに任せると、自信が育ちます。
そして「助けてくれてありがとう」と伝えることで、子どもは“頼られる嬉しさ”を覚えます。


ルールは一緒に考える

SNSやゲーム、「禁止!」とだけ言えば、子どもは隠れてやるようになります。
だからこそ、「なぜそれがダメなのか」「どのくらいやりたいのか」
そうやって一緒に考え、ルールを決める経験を持たせたい。

そのうえで、ルールは“更新していいもの”と伝える。
子どもが自分で考え、責任を持って選べる力を育てることにつながると思います。


学びは「わかった!」という感動

本来の学びは、「そうだったのか!」という気づきの喜びに満ちているはず。
正解探しや暗記ではなく、試行錯誤の中にこそ学びの本質があります。

“正解を覚える”のではなく、“発見する”ことが学びの醍醐味。
受け身の暗記ではなく、「そうだったのか!」という体験を大事にしたい。
学びは感動。だからこそ、体験と試行錯誤の時間をたっぷりと。


子どもと、人生という冒険を楽しむ

「将来が心配だから」「みんながやっているから」
そんな世間の常識ではなく、いまこの子の“目の前の声”に耳を傾けたい。

未来は、あなたが子どもだった頃とはまるで違う。
不安もあるけれど、それ以上に希望も広がっている。

子どもと一緒に、小さな冒険を楽しむように。
親も成長していけばいい——そんなおおらかな気持ちで向き合えたら、
きっと、子育てはもっと自由で、もっと楽しくなる。

📝 この記事は、あどじんの経験と想いをもとに執筆しています。
読んでくださったあなたの心に、なにか一つでも響くものがあったら嬉しいです。

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